無料見積もりを取得

担当者がすぐにご連絡いたします。
メールアドレス
氏名
企業名
メッセージ
0/1000

ノートパソコン用バックパックの防水加工:発注前に必ず確認すべきポイント

Aug 27, 2026

防水 vs. 撥水:重要な違い

市販のノートパソコン用バックパックの多くは、「防水」または「撥水」と宣伝されていますが、その主張の根拠となる具体的な性能仕様は示されていません。こうした表現をそのまま受け入れ、追加の質問をせずに購入する顧客は、実際の性能も、製品が不具合を起こした場合の責任の所在も不明のまま受け入れていることになります。

真に「防水」というには、縫い目が完全にシール加工されており、防水ジッパーが採用され、かつ静水圧試験値(hydrostatic head)が十分に高く、持続的な水圧にも耐えられる素材が必要です。ところが、多くの「防水」と称されるノートパソコン用バックパックは実際には「撥水」にすぎず、軽い雨なら一時的に弾くことはできますが、長時間の降雨や圧力が加わると水が内部に浸入してしまいます。この違いを正しく理解することは、製品の仕様策定や、最終ユーザーへの性能説明において極めて重要です。

撥水加工の仕組み

最も一般的な撥水処理は、生地の表面に施される耐久撥水加工(DWR)です。DWRは水を生地の繊維に吸収させず、表面で水玉状にまとめる効果があります。小雨や一時的な湿気には有効ですが、使用・洗濯・紫外線照射によって徐々に劣化します。

ポリウレタン(PU)コーティングは、生地の内側にフィルム状に貼り付けられる比較的厚めの加工です。DWRよりも高い撥水性能を発揮し、その性能は静水圧試験(ISO 811)で評価されます。静水圧1,000mmの生地は、一定時間、高さ1,000mmの水柱の圧力に耐えることができます。ノートパソコン用バックパックでは、実用的な雨よけ性能を確保するためには、1,500~2,000mmが適切な仕様です。1,000mm未満では、撥水効果はほとんど装飾的といえます。

熱可塑性ポリウレタン(TPU)ラミネートは、完全防水を除けば最も優れた耐水性を提供します。TPUラミネート加工された生地は、アウトドアや旅行向けに販売されるロールトップ式ノートPC用バックパックで広く使用されています。

6-1.png

バイヤーが明記すべき項目

耐水性のあるノートPC用バックパックを発注する際には、購入発注書にコーティングの種類および静水圧試験値(hydrostatic head rating)を明記してください。「耐水性」という表現だけでは仕様ではなく、あくまでマーケティング上の宣伝文句にすぎません。

生地メーカーが発行した静水圧試験値の検査証明書を請求してください。これは製造工場が作成する自社品質文書とは異なり、生地の供給元から発行されるものであり、改ざんが困難です。

バッグが「ノートパソコンを雨から守る」として販売される場合、ノートパソコン収納部の縫い目は完全にシーリング(密封)加工する必要があります。撥水性のあるバッグでも、未加工の縫い目があると、そこから確実に水が侵入します。シーリング加工にはコストがかかりますが(通常、1個あたり0.50~1.50米ドル)、実質的な防水性能を約束するには、この加工が不可欠です。

防水・撥水性能に関する注意点

『防水ジッパー』という表記は、必ず検証が必要な主張です。一般的な撥水ジッパー(通常IPX3またはIPX4相当)は、一定の角度・圧力で噴射された水に対して耐性がありますが、水中に浸すことは想定されていません。一方、完全な防水ジッパー(防水膜付きコイルジッパー)は高価であり、標準的なノートパソコン用バックパックの製造ではほとんど使用されません。

仕様書では、底面パネルの処理が省略されがちです。ノートパソコン用バックパックの底面——特に水に置かれる可能性が高い部分——は、バッグ全体で最も保護が不十分な箇所であることが多いです。底部からの水の浸入が実際の使用シーンで問題となる場合は、TPUまたはゴム状の底面素材を明記してください。

コーティングの耐久性に関する主張は、洗浄試験を行わないと検証が困難です。実使用後の性能を把握するため、ISO 4920スプレー評価試験の結果(10回洗濯後)を請求してください。

実践的な最終的な成果

企業・ビジネス向けに販売されるノートパソコン用バックパックの多くは、完全な防水性能よりも、通勤・旅行時の信頼できる撥水性能を必要としています。1,500mmの静水圧試験値、DWR加工された外装、およびノートパソコン収納部のシームテープ処理を組み合わせれば、プレミアム価格を伴わずとも実用的な保護性能を実現できます。

問題は技術ではありません。問題は、これらの仕様を明記しない購入者が、工場の在庫にあるものをそのまま受け取ってしまうことです。たとえば、縫い目処理のない500mm PUコーティング素材が「撥水性」として販売される場合があります。これは、工場の営業担当者がこの用語が疑問視されないと知っているからです。

無料見積もりを取得

担当者がすぐにご連絡いたします。
メールアドレス
氏名
企業名
メッセージ
0/1000
メールアドレス ページトップへ

メッセージを残してください.